駅弁と茶
昭和30年代からそれらに代わって半透明の厚いビニールやポリプロピレンなどで出来たの本体部分に黄緑色のプラスチックのスクリューキャップ(ネジ式の蓋)の付いた小瓶に売るその場で容器にティー・バッグを入れてさらに湯を注いで売られる茶が一般的となり、陶器の小瓶入りの茶は急速に姿を消した。この容器も複数の種類が存在し、ティーバッグを用いず売店で既に淹れたお茶を入れただけの物、紐のついたティーバッグを容器の中へ吊るしたもの、容器に茶漉しを付けて粉茶を直接投入するもの、弾力のあるビニールの小瓶にティーバッグが入っているため、購買者が瓶の上からティーバッグを揉むことで濃さを調節できるものなどバラエティに富んでいた。
しかしビニール容器入りの煎茶も1980年代末期以降、販売時にお湯を用意する必要のない缶入りやペットボトルの烏龍茶や緑茶が普及したため少なくなり2000年代現在ではあまり見られなくなった。現在では駅弁とともに売られるお茶は、ビニール容器入りから大手メーカーのペットボトルや缶入りのお茶にほぼ取って代わられたといえる。
但し陶器の小瓶入りの煎茶は、近年でも復刻の形で駅弁とともに販売された駅がある。
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なお1922年、鉄道省は衛生上の理由により土瓶を禁止したためガラス製のものが登場した。しかし煎茶が丸見えのため、煎茶が尿のように見えて飲む気にならないなどの理由でわずか数年で製造が中止された。
台湾では「鐡路飯盒」と呼ばれる各地の鉄道駅や列車の車内販売で販売される弁当があり、スペアリブ(骨付きの豚ばら肉)の料理が白飯の上に載ったもの(排骨飯)に卵料理を添えたものなど飯と肉料理、卵料理による弁当が一般的でありほかには日本の食文化の影響で稲荷寿司や海苔巻といった寿司による弁当も販売されている。このような弁当は駅により多少の違いはあるがどの駅でも大きな差異はなく比較的画一的で、日本の駅弁ほどには多種多様ではない。しかしながら、東部幹線の主要駅を中心に立ち売りも見られることは特徴的と言えよう。